RANDOM PACKING不規則充填物

不規則充填物
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DIXON Packing(ディクソンパッキング)

DIXON Packing(ディクソンパッキング)
テープ状の金網を写真のように「の字型」に成形したもので、約半世紀前にアイソトープの精留用に開発された事に端を発する金網製の充填物です。
極小の3.0mm径より成形可能で、金網の特性を活かし真空〜常圧まで優れた気液接触能力を備えています。

SUS304.316.316L.etc

Size(SUS) Mesh Surface Area (㎡/㎥) Free Volume (%) Density (kg/㎥)
3mm (1/8in) 100 2887 92.6 585
6mm (1/4in) 60 1054 96.5 280
10mm (3/8in) 50 765 96.5 280
15mm (5/8in) 50 519 97.6 190
20mm (3/4in) 40 321 98.1 150
25mm(1in) 40 279 98.4 130

Mc MAHON Packing(マクマホンパッキング)

Mc MAHON Packing(マクマホンパッキング)
ディクソンパッキングより先に開発されたもので磁器製のバールサドル(鞍型)を模した金網製の充填物です。
シンプルな構造の為コストパフォーマンスが高く、実験室規模から商業規模に至るまで安定した実績を誇る代表的な充填物です。

SUS304,316,316L,etc

Size(SUS) Mesh Surface Area (㎡/㎥) Free Volume (%) Density (kg/㎥)
6mm (1/4in) 100 1283 96.7 260
10mm (3/8in) 60 728 97.1 230
15mm (5/8in) 50 683 96.8 250
20mm (3/4in) 40 482 97.2 225
25mm(1in) 40 386 97.7 180

HELI PACK(ヘリ パック)

HELI PACK(ヘリ パック)
ワイヤーを素材にした中で最も代表的なもので、弊社の長年にわたる研究により製品化された最も優れた充填物です。
線と線との間を等間隔にして矩形型のコイル状に巻き更に気液を効率よく接触させるための空間を確保するために、長さ方向に「ひねり」を加えています。実験室から小塔径までの特に高理論段数を要する系に多く利用されています。

SUS316L

Type [Size]
(SUS)
Wire DIA Surface Area
(㎡/㎥)
Free Volume
(%)
Density
(kg/㎥)
No.1 [0.9×1.8×1.8] 0.15mm 5171 80.3 1550
No.2 [1.25×2.5×2.5] 0.2mm 3596 79.5 1450
No.3 [1.7×3.5×3.5] 0.25mm 2363 85.2 1200
No.4 [2.5×5.0×5.0] 0.3mm 1932 85.5 1100

COIL PACK(コイル パック)

COIL PACK(コイル パック)
ワイヤーをコイル状に成形した充填物です。毛細管現象により液のホールドと拡散が良い。
粗密のない均一な充填状態を確保でき、主に実験室規模の精密蒸留に多く利用されています。

SUS304,316,316L etc

Size
(SUS)
Wire DIA Surface Area
(㎡/㎥)
Free Volume
(%)
Density
(kg/㎥)
Φ3mm 0.3mm 2040 81.1 1500
Φ4mm 0.4mm 1440 81.1 1500
Φ5mm 0.5mm 1150 81.1 1500

MESH RINGⓇ(メッシュ リングⓇ) 特許No.1423599

MESH RINGⓇ(メッシュ リングⓇ) 特許No.1423599
金網をラシヒリングの様に円筒状に巻いた充填物で、Φ25mmより成形可能です。
特に液ガス比の高い大口径のスクラバーに向いており、圧力損失が低く又低価格です。

SUS304,316,316L etc

Size
(SUS)
Mesh Surface Area
(㎡/㎥)
Free Volume
(%)
Density
(kg/㎥)
Φ25mm 10 170 98.6 110
Φ30mm 10 130 98.9 85
Φ50mm 8 73 98.6 110
Φ100mm 8 43 99.2 65

PALL RING(ポール リング)

PALL RING(ポール リング)
直径と高さが等しくラシヒリングの側壁を数カ所内側に切り込ませ気液の接触効率を大きくしたもので、ラシヒリングでは得られない低圧損と低HETPを可能にした板材による充填物です。弊社ではΦ12mm(1/2in)より成形可能です。

SUS304,316,316L etc

Size
(SUS)mm
個数
(個/㎥)
Surface Area
(㎡/㎥)
Free Volume
(%)
Density
(kg/㎥)
Φ12.7×12.7×0.4 410,000 430 91.9 640
Φ15.8×15.8×0.4 230,000 370 92.9 560
Φ25.4×25.4×0.6 51,000 210 93.9 480
Φ38.1×38.1×0.8 15,200 140 94.6 430
Φ50.8×50.8×0.8 6,500 110 95.8 330

RASCHIG RING(ラシヒリング)

RASCHIG RING(ラシヒリング)
金属と磁性の2種類があり主に金属製を製作販売しております。機械的強度が大きく、取り扱いが容易で小口径から大口径までガス吸収、濾過、蒸留と幅広く利用されており、文献にも多く見られる代表的な充填物です。

SUS304,316,316L etc

Size
(SUS)mm
個数
(個/㎥)
Surface Area
(㎡/㎥)
Free Volume
(%)
Density
(kg/㎥)
Φ5×5×0.4 7,200,000 1,130 89.2 1500
Φ6×6×0.4 3,740,000 850 84.2 1220
Φ10×10×0.4 770,000 510 90.7 740
Φ12.7×12.7×0.4 410,000 430 91.9 640
Φ15.8×15.8×0.4 230,000 370 92.9 560
Φ20×20×0.6 110,000 290 91.9 640
Φ25.4×25.4×0.6 51,000 210 93.9 480
Φ35×35×0.8 19,000 150 94.2 460
Φ35×35×0.8 19,000 150 94.2 460
Φ38.1×38.1×0.8 15,200 140 94.6 430
Φ50.8×50.8×0.8 6,200 100 96.0 315

磁器製

RASCHIG RING(ラシヒリング)
Size
(SUS)mm
個/㎥ Surface Area
(㎡/㎥)
Free Volume
(%)
Density
(kg/㎥)
Φ6×6×1.5 3,200,000 1,190 46.5 1250
Φ10×10×2 900,000 650 64.0 840
Φ12×12×2 500,000 530 62.3 880
Φ15×15×2 240,000 390 70.4 690
Φ20×20×2.5 112,000 320 69.2 720
Φ25×25×3 51,000 230 73.4 620
Φ35×35×5 19,000 160 69.2 720
Φ50×50×6 6,500 110 73.0 630
Φ75×75×10 2,000 80 70.0 700
Φ80×80×11 1,650 80 68.5 740

I-BALL Ⓡ(アイ・ボールⓇ)
日本特許No.1093326、1092398 USA Pat. No.4259817 独27.29.691

I-BALL Ⓡ(アイ・ボールⓇ)日本特許No.1093326、1092398 USA Pat. No.4259817 独27.29.691
合成樹脂で成形した中空球の両端に穿孔を設け且つその周囲に放射状の窓を一側縁を残して打ち抜き、この打ち抜き片を内側に突き出した構造となっております。又、球面の液拡散を促進するため表面に細かいディンプル加工を施してあり、表面積、空間率が大きく特に腐食性があって液ガス比の高いガス吸収、脱塵等に適しています。
アイ・ボールⓇ 表面積
(㎡/㎥)
空間率
(%)
個数
(個/㎥)
重量
(kg/㎥)
材質
Φ25 352 89 72,000 134 PP
Φ50 170 97 10,400 92 PP
Φ100 46 93 1,300 81 PP

タワーインターナルス

  • (1)液分配器(ディストリビューター)

    低液負荷の場合を除き、塔径Φ100以下では塔中心部に還流管を配置し、分配器は金網製のスターホールドグリッド(写真1)を利用する場合もあります。
    又、塔径Φ100以上では塔径が大きくなるに比し分配器の性能が大きく影響してくるため、プロセス液の性状(圧力、液量、液密度、粘度等)により形式を含め細密に設計する必要があります(写真2)

  • (2)液再分配器(リディストリビューター)

    目安として、所要充填高さが塔径の10倍を超える場合は、液の再分配器を設けます。一般に塔径の5〜10倍の高さを基準として設ける場合が多くあります。更に充填層内にウォールワイパー(写真3)を装着し壁流を内部に戻す場合もあります。

    タワーインターナルス
  • (3)サポートグリッド

    板材の補強フレーム上に空間率の高い網材を張るグリッド形式が圧倒的に多く利用されており、廉価で充填物の性能を損なわない構造となっております。

    タワーインターナルス
  • (4) ホールドダウングリッド

    特に金網製の不規則充填物は、軽量のためガス圧等で流動しないよう、塔上部に押さえ込むためのグリッドを設けています。構造は(3)と同じで塔内に固定できるようにします。

    タワーインターナルス
  • (5)ウォールワイパー

    塔内部の壁を伝って流れてくる壁液を塔中心方向へ戻す構造となっております。

    タワーインターナルス